日食撮影にはNDフィルターが必要だと悟りました。
どうも、shikakuです。
午前10時頃、コインランドリーに行くために車を出そうとしたら写真撮影をしている方がいました。知らない人だったんですけど、自分の身の回りで写真が趣味の人がいないので、少し気になって話しかけてみました、自分の積極性が怖いです。
何撮ってらっしゃるんですか?と聞くと「日食を撮影している」とのこと。ほうほう日食ですかと思い、ファインダーを覗かせてもらったら、部分日食してました。どうやら今日は部分日食する日だったようです。
前回の部分日食は2016年3月だったので約2年10ヵ月ぶりの部分日食です。
これは撮影するべきだとカメラ(Canon EOS kiss X7)を家から急いで持ち出し、撮影を開始しました。
部分日食の撮影
太陽を被写体として直接撮影するのは初めてです。光が強いのでCanon EOS kiss X7で露光量を抑えられる限界の設定で撮影してみました。設定はこんな感じ。
絞り:16
シャッタースピード:4000
ISO感度:100
ピント合わせ:マニュアル
どんな感じに撮影できたかワクワクしながら見てみると
全くダメでした。ただの太陽でした。NDフィルターがないと日食の撮影は出来なさそうです。ちなみに撮影している間、太陽の光が強すぎて目が死にました。
諦めきれなかったので、どうにかして露光量を抑える方法を考えたら、雲を利用して露光量を抑えようと思い立ち、撮影してみました。
なんということでしょう、撮影できました。こんなに雲に感謝したことはなかった。雲よありがとう。
NDフィルターは必要です。
NDフィルターとは
NDフィルターとは、ニュートラル・デンシティー(Neutral Density)フィルターの略で、直訳すると”中立な濃度のフィルター”と言う意味になります。目で見える範囲の光を均等に吸収するよう設計されており、発色に影響を与えることなく、光量のみを少なくします。
例えば、赤の波長の光も青の波長の光も、「ND2フィルター」を通る際にはそれぞれ照射された光の半分がフィルターを透過して、カメラの撮像素子に届きます。このようにNDフィルターは、撮影対象の色を変えることなく、ただ光量だけを減らすことが可能なのです。
ものすごくざっくり言うと、黒っぽいフィルターで光を減らすことが出来るものです。
NDフィルターには光を減少させる強さに応じて種類がありますが、太陽を撮影するならND10000を使用するかND400を重ねて使用(ND16000)するのがちょうどよさそうです。しかし、この数値のフィルターは価格が高いので、よく使う方は購入してもいいかもしれませんが、なかなか使う機会がない方は悩みどころです。ちなみに調べてみたら価格が結構高くてビビりました。
部分日食を無事に撮り終えて思ったことは、部分日食は雲のない状態を撮影したいなということ。そうなるとNDフィルターは絶対に必要でした。スナップなどの私の普段の撮影スタイルだと、NDフィルターの必要性を感じる場面は少ないのですが、今回のような撮影だと心からNDフィルターを持っておけばよかったと思いました。
少し価格は高いですが、撮影の幅が広がることは間違いないので1つ購入してみようと企んでいます。
今回は日食撮影のお話でした。
それでは。
Kenko レンズフィルター 76×76mm角 PRO ND10000 日食撮影用 039039
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2009/05/15
- メディア: Camera
- クリック: 87回
- この商品を含むブログを見る
Kenko NDフィルター ND400 プロフェッショナル 77mm 光量調節用 177235
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 27回
- この商品を含むブログ (3件) を見る